火力とタレ

タレと焼き方にコツがあります。

焼き鳥を焼くイメージ

串刺しの準備が終わったらいよいよ焼きます。せっかく上手に串に刺せても焦がしてしまったり、肉がかたくなってしまっては台無しです。 特に炭火は肉の状態を見ながら火力を調節しなければなりません。そして、焼き鳥のタレは醤油味ベースのものが多く、市販のタレではちょっと物足りないという方にオススメなタレの作り方も紹介します。

市販で売っている焼鳥のタレ

スーパーで売っている焼鳥のタレは醤油と水飴が原料になっており、ほかには何も入ってないのがほとんどです。ですがこの焼鳥のタレと焼肉のタレとを調合することで本格的な焼鳥のタレが作れます。調合の割合は、焼肉のタレを1に対し、市販の焼鳥のタレを2の割合で混ぜます。鍋で混ぜて、さらに鶏がらスープも入れればかなり本格的な焼鳥のタレとなります。鶏がらスープは水分が多すぎると水っぽいタレになってしまうので、濃い目で少量にするか、粉末だけにするかなど好みに合わせて応用するとよいでしょう。焼鳥のタレには辛口や甘口、ニンニク入りや胡麻風味などいろいろありますので、自分だけの焼鳥のタレの研究をしてみるのも面白いでしょう。

強火の遠火

焼鳥の基本はよく言われているように強火の遠火です。焼鳥を焼くのはやはり炭火に限りますが、炭火であろうとガスコンロであろうと、火元に近い位置だと場所によって火力にムラがあります。遠火だと強い火力がまんべんなくあたり、均等に焼きやすくなります。火に近すぎると表面は焦げていても中にしっかり火が通っていなかったり、ガスコンロの場合は肉がガス臭くなってしまうこともあります。少し離れた位置で強火の熱を当てるように焼くのがおいしい焼鳥のコツです。焼鳥は炎で焼くのではなく、強い熱で焼くということを覚えておきましょう。

やっぱり炭火でしょう

焼鳥を焼くなら絶対に炭火がおすすめで、特に備長炭は有名で高価な炭です。備長炭は火が長持ちすることから焼鳥屋でも良く使用されますが、家庭では何時間も焼き続けることはないので普通の炭でも充分でしょう。そして焼きながらも炭の火力と炭の残りをチェックしましょう。炭が少なくなって一旦火力が下がってしまうと、もう一度同じ火力を得るまでに時間がかかってしまいます。上では肉の焼け具合を気にしながら、下の炭も気にするようにします。やむを得ずガスコンロを使う場合もあるでしょうが、焼鳥は炎で焼くわけではないことと、肉がガス臭くなるのを避けるためになるべく遠火で焼くようにしましょう。