焼鳥の刺し方

1つ1つの大きさを均等にしましょう。

串うちのイメージ

焼き鳥は家で作れるの?と思っている人も多いかもしれませんが、ポイントをしっかり抑えればお店の味が自宅でも楽しめますよ。材料の準備が出来たら、いよいよ鶏肉を串に刺します。一見簡単そうに見えますが、実は奥が深く、美味しい焼き鳥を焼くには串の刺し方がまずポイントになってきます。

一本のボリューム

まるでバーベキューのようにボリュームのある焼鳥がありますが、あまりにボリュームのある焼鳥はよくありません。むね肉やもも肉をぶつ切りにして刺しているパターンが多いのですが、よっぽどおいしい地鶏でなければ水っぽくなってしまい、食べるのが苦痛になることもあります。一本のボリュームを抑えることで焼きやすくなりますし、小さなサイズにすることによってたくさんの種類が食べられます。また何本かまとめて焼く場合はバラバラだと見栄えが良くありませんし、焼きあがる時間が違ってきてしまいます。適度な大きさで揃えるようにしましょう。自分なりの刺し方のパターンを決めておけば綺麗に仕上がります。

根元には小さい肉を

焼鳥を何回か焼いたことがある人はわかると思いますが、串の先の方の肉ほどよく焼けて、持つところに近い根元のところはあまり火が通ってないままのことがよくあります。根元を良く焼こうと思って網の真ん中のほうに持っていったら、持つところの串が燃えてしまうことがあります。このように焼鳥はどうしても根元の部分が焼けませんから、そこは少し小さめの肉にしておくと良いでしょう。そうすることで見栄えも良くなります。また大きさだけでなく、火の通りにくそうなものや油が多く炎があがりそうなものも、なるべく根元のほうには刺さない方がいいでしょう。

串の先は出さない

焼鳥屋ではほとんどの店で、串は洗って再利用します。お店では串の先が焼け焦げて丸くなっているとその串はもう使えませんので、串が焦げないように串の先はネタから出ないようにします。商売でなく自宅で焼鳥を焼く場合でも、使った串はそのまま捨ててしまうにしても、串の先は燃えやすいのでなるべく出さないほうが良いでしょう。しかし焼鳥専用の焼き台の中には焼鳥を橋渡しのようにして焼くタイプもあります。この場合は串を引っ掛けて橋渡しするので串の先は出しておく必要があります。ですが食べる人の印象からすると、串の先の尖ってる部分が出ているのはどうかなと思うので、出来ることなら串の先はネタで覆ってしまいましょう。